▼ 責任を負いにいくのがプロ
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「はい、できます。イメージするのは、このような形でよろしいでしょうか?」
そんな姿勢で仕事していたら、単価は絶対に安くなる。
しかもお客さんの満足度は一定ラインを決して超えない。
その20歳の動画編集者さんは、
「YouTube(横型)をやりたい」というクライアントの要望に対して、上のような仕事の受け方をしていた。
つまり、相手の要望にイエス。それに上手に応えられているかに気を遣う。
それは悪くない。たしかに優しい。
でも、仕事とは、必ずしも相手の要求をすべて受け入れることではない、と僕は思う。
仕事とは、相手に価値を提供することだ。
相手の目的(企業なら基本的に利益増)を達成するために、自分が持ちうるすべての能力を使って、 “提案” することから始まる。
それは時に、当初の相手の “やりたいこと” に反する。
それでも目的に対して最善だと考える提案をするのが、僕はプロの仕事だと思う。
彼の場合は、得意なのはショート(縦型動画)で結果を出すことだった。
なのに、相手の横型動画の要望を鵜呑みにしていた。こらっ!笑
ショートが得意なら、ショートでの攻め方を提案して、結果で返してあげた方がいい。(相手はそれを知らないのだから)
たしかに、相手の言われた通りやって失敗しても相手の責任だし、
こちらの提案通りやって失敗したらこちらの責任になる。
それでもなお、その責任を負いにいくのがプロだと思う。
「相手の言われた通りやって、失敗したら相手が悪いからしょうがない」
そんな姿勢で仕事している限り、成長なんかない。
そもそもの仕事のあり方は、「自分の得意で相手のためになる」だと思う。
自分の苦手なことを、お金の対価のためにやるのは仕事じゃない、ただの労働だ。
“仕事” をした方が、絶対に楽しいし、成長速度が速いし、もっと人から求められるようになる。
そして自分らしく生きられる。
提案しよう。責任を負おう。仕事をしよう。
偉そうにごめんなさい。
過去の僕にも伝えたい、若き社会人へのエールでした。
僕も提案しては、ヒリヒリしながら仕事してます笑
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